UNISON SQUARE GARDEN『2020”LIVE(on the)SEAT”』東京ガーデンシアター 10月14日夜公演の記録

UNISON SQUARE GARDEN が「ロックバンドは座っても観られる」と銘打ったライブツアー『”LIVE TOUR「USG 2020”LIVE(on the)SEAT”』に行ってきた。

コロナ禍でのライブツアーということで、感染対策が徹底されていた。普段のライブとの違いをざっくり説明すると…

  1. フライヤーは手渡しなし。QRコードで読込
  2. 接触確認アプリCOCOAのインストール確認
  3. 電子チケットの確認(画面に触れるのは本人のみ)
  4. ライブ中は着席、マスクの着用必須
  5. 拍手、手挙げはOK。歓声、指笛はNG
  6. ライブ時間は60分

こんな感じ。

公式Twitterでもガイドラインが周知されている。


いつもと勝手が違うところは多々あったけれど、生のライブが最高ってことに変わりはなかった。

 

以下、ライブの感想。セトリネタバレあり。

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1.クローバー

いつもなら『絵の具』が流れてメンバーが登場するが、今回は会場アナウンス後に暗転。斎藤さんのアカペラで始まり、そのままBメロ、サビに入り、アカペラで1番を丸々歌い上げた。

真っ暗な、聴覚だけが研ぎ澄まされた世界で、歌詞の意味がブワッと脳内に広がる感覚がした。

君がここに居ないことで

あなたがここに居ないことで

回ってしまう地球ならべつにいらないんだけどな

クローバー

クローバー

この歌詞が胸に突き刺さってしまう切ない世界が、もう来なければ良いのにと思って涙が出た。

 

2.フルカラープログラム

3.フィクションフリーククライシス

4.誰かが忘れているかもしれない僕らに大事な001のこと

愛してる それだけ それだけで十分です

だってまだ息をしてるんだよ 僕も君も

だからあの場所へと 場所へと行きたいんです

不安もあるけど希望もある 君さえよければ ねぇ

今回はどうしても「あの場所」が「ライブ会場」に思えてしまって、ライブを切望していた彼らの気持ちに触れられた気分になった。

 

5.セレナーデが止まらない

6.世界はファンシー

斎藤さんの「マイファンタスティックギター!」が聴けて大満足。

それにしてもハイテンポの曲を平然と歌いながらギターを掻き鳴らしてる斎藤さんが凄すぎて、もう何度もライブに足を運んでいるのに、毎度感心してしまう。本当に凄い。

 

7.君はともだち

〜MC〜

ガーデンシアターって聞いて、恵比寿に行きそうになった人〜!と聞いてくる斎藤さん。可愛い。

MCを聞きながらふと思ってしまったのだけど、斎藤さんの話し方って勝利くんにちょっと似てるな〜って。(セクシーに脳が侵されている)

ニューアルバムを引っ提げたツアーはまた改めて行う予定だそう。とっても楽しみ。

 

8.夏影テールライト

せっかくなのでニューアルバムから、とセレクトされた曲。

君の声を聞いて始まる この季節を好きでいたい

今たどり着けると信じた 間違いにしないでよね

田淵がつくる、曲に合わせて歌詞の音を当てましたって曲(場違いハミングバードとか)も大好きだけど、こういう情緒的な歌詞も凄く好き。

 

9.Phantom Joke

10.徹頭徹尾夜な夜なドライブ

歓声が出せない代わりに、本来観客が声を出すところでみんな腕を突き上げていて、すごく一体感があった!ライブってこれだよ〜〜〜!ってなった。ステージ上の彼らにも届いてるといいな。

 

11.ライドオンタイム

12.harmonized finale

この曲には色々な思い出がぎゅっと詰まっているから聴くと込み上げてくるものがあるのだけど、久しぶりのライブというのも合間って号泣してしまった。

 

以上12曲。

公演時間は普段の半分だったけど、十二分にパワーをもらえる、素晴らしいセットリストだった。

何より、同じ空間で、生の音楽が楽しめるということがこんなに尊いことなのかと改めて実感した60分だった。エネルギーを交換し合っているとでも言えばいいのかな、配信では味わえない独特の感覚があって、それがやっぱり大好きで。

ツアーの開催について賛否両論あった中で、生で音楽を届けることにこだわってくれた彼らに、心から感謝を。そしてどうか無事に、ツアーが幕を閉じますように。